Recent枠遷移の推測[経緯] その3

削除対象の推測 ver.3

 削除対象の推測 ver.2 には、記事をまとめる前から既に反例が存在しました。
 それでも削除対象の推測 ver.2 をまとめたのは、これを踏み台にして次のステップに登るのに丁度良い区切りであると考えたためです。
 そこから先へ進むのは思いのほか難航しました。当時の自分は「何か基準となる値があるのは間違いないだろう」と予想していたのですが、同時に「レートに関するシステムなのだから、レートだけを見ているだろう」という先入観も抱いていました。
 ある時、この先入観を捨て試しにスコアを考慮して検証してみたところ、意外にもかなり精度の良い結果を得ることができました。今振り返ってみると、当時の自分はさぞ喜んだことだろうと思います。
 その検証結果をまとめ、次の削除対象の推測 ver.3 を定義しました。ver.2-2 の条件が更新されています。

[削除対象の推測 ver.3]
削除対象の推測 ver.3-1

条件
最新プレイデータのプレイレートがR枠最小プレイレートより大きい
削除対象 RC枠の中で、プレイレートが最新プレイデータのプレイレート未満であるプレイデータの内、最古のプレイデータ

削除対象の推測 ver.3-2

条件1
ver.3-1 の条件を満たさないが、最新プレイデータのスコアがR枠最小スコア以上である
条件2 ver.3-1 の条件を満たさないが、最新プレイデータのランクがSSSである
削除対象 最新のプレイデータ

削除対象の推測 ver.3-3

条件
ver.3-1、3-2 の条件を両方満たさない
削除対象 RC枠最古のプレイデータ

削除対象の推測 ver.3-2 を導いた検証について

動機

削除対象の推測 ver.2-2 にいくつかの反例が挙げられていたことから

目的

削除対象の推測 ver.2-2 に対する修正案を模索すること

検証方法

  1. 十分に大きいプレイレートで10回プレイする
  2. プレイレート0で20回以上プレイする
  3. 検証方法2終了時におけるR枠最小プレイレートを越さないように1回プレイする
  4. 1つ前のプレイレートを越さないようにプレイし続ける

推測

 前提として、30回目のプレイでRC枠が1-30回目のプレイデータで埋まっているものとします。
 この場合、R枠は1-10回目のプレイデータになります。
 削除対象の推測 ver.2-2 が成り立つとすれば、31回目のプレイから表示レートが下がるはずですが、その後の表示レートの変動を見ると、31-40回目のプレイデータはRC枠に入っていないように見えます。
 ここで、31-40回目と41回目を比較すると、41回目のプレイデータのスコアがR枠最小スコアを下回っていることがわかります。

 したがって、最新プレイデータのプレイレートがR枠最小プレイレート未満であっても、スコアがR枠最小スコア以上である場合、最新レートが削除対象になるのではないかと推測しました。

結論

 削除対象の推測 ver.2-2 には、比較条件として更に「R枠最小スコア以上である」ことが含まれていると推測したため、削除対象の推測 ver.3-2 を次のように定義しました。

削除対象の推測 ver.3-2

条件1
ver.3-1 の条件を満たさないが、最新プレイデータのスコアがR枠最小スコア以上である
条件2 ver.3-1 の条件を満たさないが、最新プレイデータのランクがSSSである
削除対象 最新のプレイデータ