【雑記】OVER POWERとプレイレートの関連性について

概要

※2018/03/22更新 ボーダープレイレート表に誤りがあったため修正しました。

OVER POWER について

 CHUNITHM STAR PLUS で『OVER POWER』(以後OP)という機能が追加されました。この機能はレート、エンブレムに次ぐ腕前の指標となる機能です。
 OPはフォルダー別に数値として表示されますが、1曲単位で曲別OPが算出され、フォルダー内の曲別OPの総和がそのフォルダーにおけるOPとなります。

曲別OPについて

 算出方法は次の記事中にあります。
OVER POWERと定数調査 - HackMD

(定数 + スコア補正 + AJ/FC/AJC補正) * 5 = 曲別OP

 式に「定数 + スコア補正」とありますが、これはプレイレート算出を派生させたものになります。違いは、SSS以上においても値が変化するということです。
 曲別OP算出時におけるボーダープレイレートは次のようになります。
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気になった点

 B枠やR枠の算出、RC枠削除対象の決定等に参照されるプレイレートは、常に小数第3位以下を切り捨てた値を使用していました。
 一方で、小数第3位以下を切り捨てたプレイレートを用いて曲別OPを算出すると、ゲーム上で表示されている値と異なることがあります。

 試しに、譜面定数 7.7 の楽曲で曲別OPとプレイレートについて検証してみました。

 この検証過程を見て3つのことがわかります。

  1. Sランク未満であれば、「OP変動(D列)」が「小数第3位以下を切り捨てたプレイレートから算出される曲別OP(E列)」と一致する
  2. Sランク以上では上記が一致しなくなる
  3. Sランク以上では、「OP変動(D列)」が「丸められていないプレイレートから算出される曲別OPの小数第3位以下を切り捨てた値(F列)」と一致する

 このことから、Sランク未満ではプレイレートの小数第3以下は切り捨てられ、Sランク以上だとプレイレートは丸めらない(あるいは、有効数字が増えている)のではないかと考えられます。

 逆説的ですが、これが元々のプレイレート算出にも関わることだとしたら、B枠やR枠の算出、RC枠削除対象の推測等に少なからず影響があります。プレイレートの丸めについてはさらに調査を進める必要がありそうです。